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密着取材!施工管理技士のお仕事内容とやりがいとは?

元施工管理技士
現役施工管理技士Kさんにインタビュー取材
共同エンジニアリングで働く友人の紹介で2010年9月に入社したKさん。面接当時から採用担当や営業担当が親切に対応してくれることに魅力を感じ、入社を決めたそう。以来、施工管理の仕事にやりがいを感じ、もうすぐ勤続10年を迎えます。そんなKさんに、施工管理技士の仕事内容やそのやりがいを詳しくお聞きしました。

施工管理の仕事の1日の流れとは

元施工管理技士のインタビュー写真

未経験の施工管理技士は7時半に現場に到着しておけばOK

私は海近くのプラントで現場の責任者をやっていたのですが、朝4時に海の様子を確認していました。海が荒れていると、作業ができなくなりますからね。一般的に責任者は朝7:00に来て、準備を進めているはずです。未経験の方であれば、7時半には現場に着いておくと良いかなと思いますね。1日の主な流れは以下の通り。

  • 8:00~8:30 体操と危険予知
  • 8:30~10:00 業務
  • 10:00~10:15 休憩
  • 10:15~12:00 業務
  • 12:00~12:45 昼食
  • 12:45~13:15 元請け・下請けミーティング(翌日の流れなど)
  • 13:15~15:00 業務
  • 15:00~15:15 休憩
  • 15:15~16:45 業務
  • 16:45~ 後片付け&業務終了

施工管理の仕事「4大管理」とは

施工管理の仕事内容1.「品質管理」

元施工管理技士のインタビュー写真

構造物の出来を左右する、非常に大切な仕事だと思っています

品質管理とは、文字通り構造物の品質を保つためのあらゆる管理を行う仕事です。発注者へ引き渡した後の安全性を確保するうえで、最も重要な要素となります。主な管理内容は、各地方自治体にて定められている基準を逸脱しないよう監理・監督を行うもの。材料の形状や寸法をはじめ、建物の強度や密度など、設計に基づく正確な構造物が造られていることが求められます。

施工管理における「品質管理」についてさらに詳しく

施工管理の仕事内容2.「原価管理」

元施工管理技士のインタビュー写真

利益を最大化させながら、お客様を満足させる建物を造っています

一つの現場に必要な人件費や資機材などの費用を管理すること。いくら品質の高い構造物を造ったところで、利益を生まなければビジネスとして成り立たなくなってしまいます。そのため施工に必要な最安値の予算を見積もり、進捗状況と見比べながら予算内で工事を終わらせるための管理が必要となるのです。実際に同じような工事、同じような売上高でも、利益率が異なることはよくあります。設計図の変更や天気の状況を前に「致し方ない」と諦めるのではなく、いかに影響をおさえるか。そうしたスキルが施工管理の仕事には求められます。

施工管理における「原価管理」についてさらに詳しく

施工管理の仕事内容3.「工程管理」

元施工管理技士のインタビュー写真

定められた工期内に品質の高い構造物を造るためのあらゆる管理業務です

工事現場には設計図の変更や悪天候、予想外のトラブルはつきもの。だからこそ、施工管理技士には工事をスムーズに進めるためのスケジュール管理能力が求められます。施工前にスケジュール作成を行ったうえで、着工後は日々進捗状況を確認。状況に応じてスケジュール調整だけでなく、人員の配置・追加や重機の手配など、広い視野を持って日々の工程に支障が出ないように管理を行う必要があります。

施工管理における「工程管理」についてさらに詳しく

施工管理の仕事内容4.「安全管理」

元施工管理技士のインタビュー写真

文字通り「安全第一」を実現するための管理を行います

高所作業や重機の出入り・取扱い、クレーン作業(重量物の落下)など、工事現場には危険が潜んでいるもの。そのため建設業界では上下作業の禁止や高所作業時の命綱の装着など、安全管理のためのルールが定められています。施工管理技士はこうしたさまざまなルールを遵守しながら、起こり得るリスクをあらかじめ想定し、未然に防ぐための管理業務を行います。具体的には毎朝の朝礼時に危険を事前に想定して予防策を打ち合わせる、また現場に入る作業員への教育を施すなど。これらはほんの一部に過ぎませんが、こうした日々のリスク対策が現場の安全管理には非常に重要な要素となります。

施工管理における「安全管理」についてさらに詳しく

施工管理のやりがいとは

元施工管理技士のインタビュー写真

なにもなかった場所にものが建つうれしさ

なにもなかった場所に、自分が携わったものができる。これが一番のやりがいですね。その建築物が実際に稼働しはじめたときに、少しはお役に立つことができたなと実感できます。

Kさんがこれまでに携わった建築物は?

元施工管理技士のインタビュー写真

発電所やプラント、養殖設備など

私はプラント事業をやっていたので、発電所・海水と淡水のプラント・養殖設備の建築に加え、ガスの供給設備のメンテナンスが主な仕事内容でした。そのなかで難しかったのは、海が荒れる場所。環境次第で工事ができない日も多く、なかなか思うように進まない…。待機の場合は、現場周辺の掃除をするだけでストレスがたまっていきましたね。それでも、先ほども言ったように、完成を迎えたときは何にも代え難い達成感を味わえました。

一番初めに携わった建築物ができたとき、どんな思いになりましたか?

元施工管理技士のインタビュー写真

うれしいというよりホッとしました

場所はリビアで、新素材を使った工事だったのでトラブルばかりでした。工期が1年から2年に延びて…。客先から怒られ、本社から怒られ、砂漠のど真ん中で落ち込む日々。完成したときは、うれしいというよりホッとした気持ちが強かったです。「これでやっと日本に帰れる」って。禁酒の国だったから、ビールが飲めなかったのも辛かったですね(笑)。

つらかった・大変だった現場はありましたか?

元施工管理技士のインタビュー写真

人付き合いではなく環境面の大変さで…

千葉県の御宿での工事。そこは海がつねに荒れていて、なかなか作業ができず1年延びてしまったことがありました。作業船に乗っていた時にアンカー(いかり)が切れて流されて、波にあおられてテトラポットに船がぶつかり、死にそうになった経験も…。これは海で作業するプラントならではですが、私の場合は人付き合いとかではなく、環境面での大変さを感じた経験ですね。

施工管理に求められるスキルとは

元施工管理技士のインタビュー写真

コミュニケーション能力は必須スキル

施工管理技士の現場は、作業員たちとコミュニケーションをとる場面が多くあります。たとえば、危険予知(KY)での作業工程の確認や休憩時間。設計業務だけではなく、そこにいるスタッフたちと足並みをそろえて仕事を遂行するという意識が大事になってくるんです。

男性施工管理技士

建物が完成し、引き渡しを迎えた時はとても感慨深く、やりがいを感じます

「自分の計画や現場での指導をもとに建物が造られていき、無事に竣工を迎えた時は達成感や充実感といった…やはり感慨深いものがありますね。他の業種ではなかなか味わえないのではないかと私は思っております」
ーー共同エンジニアリング在籍の施工管理技士・Kさんはそう語ります。採用サイトには他のスタッフたちの声も掲載していますので、ぜひご参考ください。